「キンゴぉ〜、タイムマシンが手に入ったぞぉ〜」KUROさんからメールが届いた。
いきなりの無茶苦茶な展開やけど、たまにはこんなんもアリかも。
キ「どこで見つけたん?」K「ん?美原町で拾てん」キ「おりょ?沢装備積んでるやん」K「うん」感情の無いアッシュにしては、中々ジョークが利いている。
よっしゃ!こうなったら、綺麗なたこやきさんってぇのを見に行ったろうやないのぉ〜
20億年前のジュラ紀に向って出発やぁ〜!
当然の事ながら、好奇心旺盛な小山伏さんとBAKUさんも参加。
B「キンゴさんがPC潰したって、たこやきさん怒ってたでぇ」小「やっぱりお前か」キ「なんでやねん!あれは大掃除のせいやで、普段しなれん事をするからああなんねん。そやけど、やる事はキチンとやってきたでぇ〜」B「何したん?」キ「ヘルメットにでっかく全部キンゴが悪い!って落書きしたったわ(^^)」K「そんな事して、知らんぞぉ〜」小「儂は関係ないぞぉ〜」キ「ばれへんばれへん、BAKUさんの字を真似て書いたから」・・・・ってそんな問題やないっちゅうねん。
【タイトル】タイムマシンにお願い〜 (^○^)
【メンバー】小山伏、BAKU、KURO、キンゴ、プラスアルファー
【時代】 ジュラ紀
【天気】 快晴
【場所】 南紀?
【地図】 無い (^^ゞ
タイムマシンは便利なもので、いきなり大滝の落口に到着。恐る恐る下を覗くが、全然見えへん。この滝何メートルあるんやろ?200m以上あるんとちゃうかぁ〜。
廻りを見渡すと、いつもとは全く雰囲気が違う。植林がないのは当たり前やけど、自然林ちゅうのか、南国っちゅうのか、ジャングルっちゅうのか、とにかく聳え立つ木と物凄い壁に圧倒されちゃう。それになんといっても谷がデカイ!ええ感じやん (^^)
だだっ広いナメ床を気分良く進んで行くと谷は左に折れて末広がりの160mが架かる。うわぁ〜凄い!しかも階段状で直登出来るからたまらない。滝の手前で右岸から左岸に渡渉する時に、お尻に激痛が走った。あわてて左岸に這い上がると、お魚ちゃんが私のお尻に噛みついていた。げげっ、ピラニアやん。小山伏が払ってくれたけどジャージに穴が空いちゃった (T_T) キ「ほんまに、こんなとこに、たこやきさんがおるんかぁ〜」K「ん?ナビにたこやきっていれたから、ここやろ」 なんっちゅう安易なやっちゃ (--;)
50cmはあろうかと思われる蜻蛉を頭上に見ながら進んで行くと、先の方で揺らいでいるものが見て取れる。なんやろ? まるでダンスを踊っているかのような動きに不安がよぎる。ひぇ〜〜〜〜〜〜〜ヒルやん! 30cmはあるでぇ〜。でも虫除けスプレーがあるもんね ^^; 右に30m幅の枝谷を見て行くと、巨大なバナナ実をつける巨木があり、その巨大なバナナをブランコのようにして戯れている何かが見える。なんやろ?B「猪かな?」キ「何でやねん!猪がバナナに乗るかぁ」小「猪木かえ?」キ「・・・・・(--;)」 近づくと、そいつは逃げもせずこちらに寄ってきた。キ「ん?猿やん」K「おっ、なっちゃんにそっくり」B「ほんまや、なっちゃんかと思た」小「ではでは、ウッキ〜と名付けよう」キ「・・・・・・・・ほんまに似てるなぁ〜。おい猿、あっち行け」猿「ウキッ!ウキッ!」B「えらいキンゴさんになついてるでぇ〜(^^)」小「キンゴよぉ〜、連れて行ったれよぉ〜」キ「・・・・・おい猿、いつかここに風車を作ったるからな」猿「ウキ?」
そやけど、この展開やったら、あと一匹くらい何か出てきそうな感じなんやけど・・・・。
120mのスラブ滝を心臓バクバクいわせながら登り切って少し進むと、後ろから小山伏が「キンゴぉ〜〜〜〜、プ・プ・プテラノドンがぁ〜、んん〜〜、・・・・なんやったけ」キ「どないしたん?」小「ん〜〜、むぅ〜〜、そや!プテラノドンが電飾の付いた赤い帽子をかぶって飛んでたぞぉ〜〜〜〜!」 ・・・・・・・・・やっぱり (-_-;)
小滝の30mを右の壁に取り付いて登る。下からKUROさんが「キンゴ〜、ザイルぅ〜」
キ「ん?・・・忘れた(^_^;)」小BK「あほぉ〜〜〜〜!」猿「ウキィ〜(--;)」キ「ウキィ〜って、お前にだけは言われたないわ!」 この後、いきなり現われたティラノザウルスに追いかけられて皆パニック状態で逃げまくるんやけど、BAKUさんの逃げ足は天下一品。
まるでロストワールドやん (--;)
中略 (焚き火あり)
キラキラ光る水流を見ながらの遡行は実に楽しい (^^)
時間を忘れての遡行だけに、めっちゃ嬉しい。次の大滝の下で、BAKUさんが右に巻き道があるんとちゃうかぁ〜って言ってるけど、あるわけないいやん。何とか大滝を乗り越えると、そこは神秘的と言うか、トトロ的って言うか、心が満たされるような不思議な空間が目の前に現われた。全員「ええとこやなぁ〜〜」猿「ウキウキ (^^)」
ん? なんか平べったいと言うか、まな板みたいって言うか、とにかく薄い木が不自然に立っている。K「何、あれ?」B「看板?」猿「ウッキィ〜 (^^)」小「ん、なんかヘルメットみたいな物がのってるぞぉ〜」キ「ん?」小「ヘルメットに何か書いてあるぞぉ〜、ふむふむ・・・・・ゼ・ン・ブ・キ・ン・ゴ・ガ・ワ・ル・イ・・」キ「えっ!」その時、薄べったい木がゆっくりと動いた。「ふ・ふ・ふ 待ってたぞぉ〜〜〜〜」全員「ぎぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」キ「た・た・たこやきさん!」た「私のヘルメットちゃんに落書きしたんは誰かなぁ〜」小KB「こいつ!」猿「ウッキ!」一同にキンゴを指差す (^_^;)
た「やっぱりな! キンゴさん、しばらくここで遊んどき。さぁ帰るでぇ〜〜〜〜〜〜〜」
キ「えぇ〜〜〜、なんで〜〜〜〜 (T_T)」猿「まぁ、キンゴさんにはイイ薬かもぉ〜」
げっ!猿が喋った (@_@) 猿「私ですよぉ〜、化粧してたからわかんなかったでしょー」谷の水でメイクを落とした猿は、なんと、なっちゃんやった (^_^;)
キ「小山伏ぃ〜〜〜、俺を見捨てるんかぁ〜〜〜〜!」小「キンゴぉ〜・・・・これやる」キ「おりょ、ビールやん (^^) あんがと」
帰りのタイムマシンの中で・・・。
K「で、綺麗なたこやきさんってどうなったん?」た「そんなん、おるわけないやんか!あと20億年遡ってもこのまんまやで〜」K「今回は・・・・キンゴが可哀想 (^_^;)」
その頃キンゴは♪アンモナイトもお昼寝ぇ〜ティラノザウルスお散歩ぉ〜〜アハハァ〜♪
てな感じで、暢気にジュラ紀の沢の遡行を楽しんでいるのであった (^_-)
|