【台高】本沢川・白倉又谷
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記 キンゴ

2005年8月14日〜15日

事情があって、今年のお盆は沢行きの計画を考えてなかったんやけど、直前になって3日間の自由が与えられた。背中に生えた翼に行き先を尋ねると、街中ではなくて谷中を選んだみたい (^^ゞ 小林少年に「行くか?」て声をかけると、「ええなぁ〜」って乗ってきた彼はすぐさま、沢靴と安全環付ビナを買いに行ったみたい。

最初(1週間前)は白山の谷に行く予定やったんやけど、天候が不安定なんで当日になって行き先を変更するが、どこに行こうかなってな感じ。いろいろと考えて、何故かまだ行った事が無いんで白倉又谷に決めちゃうが、こっち方面も天気予報は思わしくないし、「どないする?」って聞くと「とりあえず、突っ込もうや」てな、意気のイイ返事 (^^)
前夜は入之波大橋を渡って右に折れたところにある広場で宴会を楽しむ。濡れた星空の下の乾いた広場で、若い小林少年は遠い未来に理屈をこねながらも、ほんの数時間先の明日へ胸を膨らませてるようだ (^^)

【タイトル】ブゥービーブラザーズ
【サブタイトル】ショート・トレイン・ランニン!
【メンバー】小林少年、キンゴ
【日程】  2005年8月13日夜発〜15日
【天気】  曇り
【場所】  台高 本沢川・白倉又谷
【地図】  大台ケ原山(二万五千分の一)

筏場に車を停めて仕度をするが、駐車料金はもういらないみたい。昔はゲートがあって夜中でも徴収されたんやけどなぁ〜。ウエザーリポートに反して天気は良さげ。9:22出発して、左岸の林道を進む。み〜んみんみんみんみんみぃ〜〜〜んとセミの声が降り注ぐ。
み〜んみんみんみんみんみぃ〜〜〜〜よん!てな、恐ろしいセミの声がたまに聞えるのは暑さのせい?そう言えば昔モジキ谷におったような・・・・・(^_^;) 林道終点9:46

斜爆の上に降りて遡行開始! 釜、1m、釜、斜L2m、小滝、小滝と快適にこなして、朽ちた橋を潜ると、釜、2m。大岩の間の滝を越えて行くと谷は左に折れて、両岸立つ中に深い釜を持つ斜2mがあり、その向こうには釜と斜爆が見える。ここは泳げば抜けれそうやけど、今日の水量では無理っぽいので左のルンゼを登る。 10:25 このルンゼの登りで、右に抜けようと登ってる途中で考えてると、下から「兄ちゃん、左やで左」ん?・・・・・・・そうやね (~_~;) その上は斜5m、釜、12m。左から巻いて落口に出る。10:55 上は穏やかな雰囲気です。

綺麗な斜2m×2を過ぎると二俣。11:10 中々イイ感じのところで、左から10mとその上に7mかな?右には30mと思ったら多段60mはある。ここが馬の鞍谷との出合いかなって思って右の滝を巻きにかかる。巻く途中で左股の滝が良く見える。一旦テラスに出てそこから水流沿いに登るがここは面白い。しかし登り詰めると水も谷もいきなりなくなっちゃった (~_~;) あれ!? 只のルンゼなんや。足元から涌き出る水流に感心する。ちゅうことは、左股にトラバースせなあかんなぁ〜。左にトラバースして行くと、すっごい斜爆が現われた。40mはあるかな。こりゃあかん! そのまま巻き上がると、斜爆の上にも、釜を持ったスラブ15mがあってそのまま右から巻き越える。やっと谷床に降りたのが 13:05 ここからしばらくは穏やかな感じで、無邪気な小林少年は両手で水をすくって天空に放り投げて楽しんでいる。そんな彼の姿を見ていると、今回の遡行にも意味など必要もなく、歌を忘れたカナリヤの心中は、覗かない方がええかな (^_^;)
単純に、遊べぇ〜〜〜〜〜〜〜〜(^○^)

左から入る枝谷と、小屋跡らしき台地を右に見て進み、左に湧き滝を見て行くと綺麗なナメ斜L2m。この先が二俣 13:50 右の15mを、滝の横の笹薮に突っ込んで強引に登るが、下部はちょっとした岩登り。その上は開けていて、浅く広い釜に2段25mが落ちる。14:12 結構イイ雰囲気のところで、滝の右岸にしっかりとした巻き道が作られている。小林少年が「めっちゃエエところやん、ここに泊まろぉ〜!」って歓喜しているが、まだ時間も早いし、もう少し進みたい。それに薪も少ないみたい。「薪がないぞぉ〜」って言うと、「そうなん (゚.゚)」少しがっかりした様子。ちぇっ、しゃぁないなぁ〜。
「そこの倒木をしっかり切れよ!」「やったぁ〜〜〜(^○^)」ちゅうわけで、早々とテン場が決まって、小林少年はご満悦で広い釜を泳いでいる。「こんなん、めっちゃ贅沢やん!」って喜んでくれているので・・・・まっええか (^^ゞ

不慣れな手つきで倒木を切る小林少年。噴出す汗を拭う表情は真剣そのもの。「俺が切ったるわ」でやぁ〜〜〜高速斬りぃ〜〜〜〜〜〜!・・・・・・・はぁはぁはぁ〜しんど (~_~;)
これって、ブラザーちゅうよりもフレンドリーな親子やなぁ〜 (--;)
少し雨にも降られたが、焚き火は存分に楽しめた (^^) 小林少年がテントに入った後も、私は一人で焚き火の前で熱唱してました (^^ゞ 

次の朝8:10に起きて、のぉ〜んびりと谷中の朝を楽しんで下山にとりかかる。10:25 立派な踏み跡を辿ると、すぐに林道に着いちゃった。 11:02 筏場に着いたのが11:26 これってわんこさん向けやん (^^ゞ 3人悪魔のお使いには持って来いかもネ (^_-)