【大峰】舟ノ川・日裏山谷
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記 キンゴ

2005年7月17日〜18日

BAKU号がやって来たのは22時過ぎやったと思う。五条のコンビニで運転を変わり、高野辻越えで篠原の集落に向かうが、何かブレーキの効きが甘い気がして車を停めると、煙モクモク状態。うぅ〜ん、出だしからまずいような・・・・・・・(--;)

【タイトル】超々癒し系遡行 (^^ゞ
【メンバー】BAKU、キンゴ
【日程】  2005年7月16日夜発〜18日
【天気】  晴れ
【場所】  大峰 舟ノ川・日裏山谷
【地図】  南日裏、弥山、釈迦ヶ岳(二万五千分の一)

湯ノ又に着くまでのこのお二人さんはずぅ〜っと喋りっぱなし。男のお喋りはみっともないぞっと。湯ノ又の広場では蛍が乱舞していてイイ感じ。時間は遅いが宴会は始まる (^_^;) 「久し振りのコンビ復活やでぇ〜〜!」「そやそやぁ〜〜」「飲め飲めぇ〜〜!」「でも明日はちと厳しいかも・・・・・・・・」「ん?・・・かまへんかまへぇ〜ん」「飲め飲めぇ〜〜〜〜〜!」ほんまに、こいつらは進歩が無いなぁ〜 (--;) と言うか退化しているような気がするんやけど・・・・(~_~;) とにかく爆金コンビは暴走する (^_^;)

BAKUさんの朝はやはり早い。この時点では三ツーを偵察する予定やったんで渋々眠たい目をこすりながら起きる。適当に朝食を済ませて仕度を整えて出発! 7:25
長い河原歩きから始り、堰堤を越えてさらに進むと淵があって、谷が少し左に折れる所に斜3m。右から巻くと踏跡がある。この先はゴーロ帯となり、ところどころに現われるナメ床が気持ち良いなぁ〜 (^^)

岩間の滝を越えて行くと正面に50m位のーが聳え立ち、その下で谷は左に折れて釜を持つ綺麗な斜爆20m。8:24 ここは左の隅を直登するが、水流に勢いのある落口付近の突破がちと嫌らしいかな (^_^;) BAKUさん曰く、今日は水量が多いらしい。珍しくシュリンゲをねだられたんで数本結んで放り投げる。すぐ上にも斜L2mがあり、左の壁が被っていてザックが引っ掛かるがそれなりに乗り越して、スタスタ先に進むが後ろから「キンゴさぁ〜ん、かむばぁ〜っく」って私はアラン・ラッドか (^^ゞ

次の斜2mを越えると綺麗なナメ床となり気持ちイイ。釜と小滝を越えると2段4mが現れるが釣り屋さんが楽しんでいるのでしばし休憩。さて、どないしょ。右から巻き越えて行こうかなぁ〜って考えていると、おぼつかない足取で一人の男性が我々のところにやって来た。いつも谷中で遭遇する釣り屋さんとは全然イメージの違う紳士的な方で、いろいろと話をする。今日はあまり釣れないらしい。彼等は親子4人で釣りを楽しみに来ているみたい。今風のお嬢さんと息子さんと品のある奥さんとの構成は、ほんまにええ感じや。あとでわかったことやけど、彼等は30匹くらい釣り上げたらしい。 9:16

開けた二俣の先に、大滝が連なって中々凄い! 右から入る少し両壁の立つ細い谷が三つー谷で、そこに入ると少し先で右から斜10mが落ちる。手前の釜を泳いで滝下に取り付けば登れそうやけど、泳ぐのはやめて左岸の壁に取りついてフリーで登ってみるが上で詰まってしまう (^^ゞ 降りるのがちと怖かったけど、何とか降りて懸垂で滝下に戻る。ザイルを引っ張ってもう一回登るつもりやったんやけど、一気にモチが下がりお昼寝モード。
「そしたら今日は、本谷で昼寝でも楽しもか」てな事になり、本谷に架かる滝を左から巻いて落口に出る。その上にも大滝40mが飛沫をあげて落ちていて、中々イイ感じ。11:25 滝の下を流れる風が心地良くて、岩盤の上で眠ってしまう。始めは日陰ですやすや眠りについたが、少し寒くなったので陽のあたる場所に移動して再び・・・・・すやすや。それでも寒くなって眼が覚める。ふぁ〜、よう寝たなぁ〜。さてと、行動開始かな11:25 滝の右岸のざれたルンゼを詰め上がり、落石に気を使うが下はBAKUさんだけやし、2〜3発はかまへんかなぁ〜ってな感じでグングン登ると傾斜が立ってくる。錆びたワイヤーを頼りにして登って行くと最後は5〜6mの壁が現われて、空身で登ってザックを荷揚げして、フィックスしたロープを放り投げてBAKUさんを待つ。13:40

ここのすぐ上は荒れた林道で、上流に向かって進み左から支流が入るところで林道は終わりに見え、そこを下ってテン場を探すがあまりイイ場所はないみたい。薪はふんだんにありそうなんで、適当なところにテントを張って薪集めぇ〜〜〜〜(^○^)

さてと、薪もたくさん集めたし、でも時間が早い (^_^;)
沢で冷やしたビールをシュパッっと開けたら、もう止まらないそっと。
今日のテーマは、初恋・不倫・仲間・自分自身、ボケとツッコミ (^^ゞ
久し振りのコンビ復活に、こんなことしとってええんやろかって始めは思ってたけど、こんなこと出きる相手もそうはおらんわな (^_^;)

今宵の焚き火も豪勢で、あまりにも熱くて廻りの大岩に不自然な姿でへばりついている爆金コンビであった (^^ゞ 誰も見てないと思ったら好きな事をして楽しむお馬鹿なコンビやねぇ〜 (~_~;) キンゴ的に言わせてもらえば、意識が無くなるまで宴会は続くのであった m(__)m ふと気がつくと何故かテントの横で寝てたので、テントに潜り込む。

次の朝、BAKUさんが焚き火を起こしてた。 ん?焚き火や。宴会せなあかん。寝惚け眼のキンゴはウィスキーで眼を覚ますが、もう宴会モード (^^ゞ
ガンガン焚き火を起こして、残ってるお酒をすべて平らげる。
結局、今回は最初からまともな遡行なんてする気がなかったような・・・・(^_^;)
ただ、時の流れにも、水の流れにも逆らわずに、二人は楽しんでいるだけ。
ほんまに楽しいひとときやったわ。

何をやってんねん!って思われる方もいらっしゃるかもしんないけど、爆金コンビは貴重な時間を楽しみました (^^) BAKUさんがどこかで、キンゴさんのプライドが許さんのとちゃうのって言ってたような気がするんやけど、KUROさんとBAKUさんがおったら問題ないんちゃうんって思うキンゴであった。まぁ、この秋にでもやっつけときましょか。

あとは林道をふらふらと、車のデポ地に戻るだけなんやけど、なんか相方を見てて感無量。
このおっさんが、絆ちゅうもんを理解したら最高の相棒になるんやろなぁ〜ってな事を考えたような気がする (^_^;) ただ、宇宙語さえも理解できないのよねぇ〜 (--;)

まぁ、爆金コンビはここで解散やね。今更何を言うてんねんてなもんやけど、私にしては思い入れの強いコンビでした。彼と行った堂倉谷なんかは、最高の遡行を楽しんだ感があります。爆金コンビは、ノリだけで行っちゃうコンビなんやけど、不安を感じたらもう、止めといた方がええよね。 私がもう少し力をつけたなら、再結成もあるかも (^_^;)

R168で帰る途中で、岩屋谷グループが気になるんで、電話をすると、「ギャハハハ、
おもろかったでぇ〜〜〜〜、今から中庄温泉に浸かって中華やでぇ〜〜〜」
「へぇ〜、そうなんですか」って答えると「待ってるさかいなぁ〜〜〜〜!」プチ・・・・・・・・・・・ツーーーーーーツーーーーツーーーーー  (--;)
「BAKUさん、待ってるって (--;)」「えっ、僕等R168やん (--;)」沈黙に包まれたBAKU号は、R169にトラバースするのであった (~_~;)