【台高】蓮川・ヌタハラ谷
HOME 戻る
記 キンゴ

2002年8月14日〜15日

相方とは日程が合わず、黄蓮谷はあきらめて光谷でも行こうかなぁって思っているとたこやきさんも体調不良でキャンセル。・・・ひとりぼっちになっちゃった (ーー;) さて、どうしたものか?
1人でのぉ〜んびりと遡行できると・こ・ろ・は?
ん?蓮のヌタハラ谷なんか面白いかも?けってぇ〜い!

[日  程]8月13日夜発〜15日
[場  所]台高 蓮川・ヌタハラ谷
[メンバー]キンゴ(単独)
[地  図]七日市・大豆生 (二万五千分の一)

堺の自宅を夜の0:30に出発。ヌタハラ谷の出合に着いたのが3:30
1人で小宴会を楽しんだあと、車の中で就寝。次の朝8時過ぎに目を覚ましてそそくさと用意をする。天気もイイし・・・と思っているとヒルが一匹沢靴にくっついていた。ふぅ〜、先が思いやられるなァ〜 (ーー;) 9:00出発。

橋がかかるすぐ先に堰堤があり、そこから谷に入るがすぐにゴルジュとなり、釜を持った3mが行く手を塞ぐ。右岸を巻きにかかるが結構嫌らしい。空身でジャンプすれば滝にへばりつけそうやけど、今日は重たい荷物に単独なんで安全策を取って少し戻って左岸の林道に這い上がる。林道が右に急カーブするところから谷沿いの杣道を進み足元に5mを見てから入渓。ナメ滝・釜・2m・ナメ小滝を越えて左に小さなガレを見て、大岩の左を進むと右岸の壁が立ち大岩が前を塞ぎ、3本の滝を懸ける。右奥の滝をシャワークライムで登る。
10:05 ここで朝食。左に涌き水を見て赤い岩のナメ床を進み2mを越えると釜を持った5m。左にトラロープが垂れ下がっているが必要ない。
斜4mを越えると10mが左右に2本かかる。左がトユ状で右が末広がりで、なかなか綺麗。右の壁が簡単に登れる。次の4mは右を巻いて小滝・3m・CS2mを越えて左に炭焼き跡を見て1mを越えると大滝が現れる。11:20

下から見える部分は20m、ここでしばし休憩を取っていると雨が本降りとなる。右から巻き上がって下段の落ち口を目指すが、マムシが細いバンドの先で待ち構えていて進めない。一旦戻って小枝を拾いマムシを追っぱっらって通
過。20mの上はナメ滝となって水流が走りその先は斜10m。そしてその先には40mの大滝、圧巻である。大滝の右に傾斜のきついルンゼが入る。夫婦滝は下段が男で上段が女かぁ。なるほど、ここに立てばよくわかる。さらに左岸を巻き上がり、途中、岩清水で顔を洗う。気持ちイイィ〜〜 (^.^) ユリが綺麗。滝上12:50
巻いている途中で雨もあがったみたい (^.^)

次に2条3m。ここは右から木の根を掴んで強引に登る。斜3mを越えてゴーロ帯を進む。右に崩壊地を見て斜L20mを越えるところから、またまた雨が本降りとなり、真っ暗い中、斜3m・2段7m・斜L6mを過ぎると雨も上がり、少し明るくなって次の7mは右を巻き上がる。14:15

次の5mは左から廻り込んで上部は直登。なかなか楽しい。
ナメ床を過ぎると左から裏見の滝50mが飛沫をあげて立ちはだかる。これが不動滝か。14:20 右の斜面を巻いて滝上14:50

ここからはナメ床となり、小さな釜やミニミニゴルジュと戯れながら進む。炭焼き跡が右に現れるが(絶好のテン場)まだまだ進む。右から枝谷が入るところで今日の遡行を終了する。雨が降った後なので焚き火が出きるかなァと不安になるが、なんとかOK。焚き火を作りながら夕食の用意で忙しい。(^^ゞ
ふと気がつけばコゲコゲのご飯。今日はカレーライスやのに・・・(ーー;)
仕方がないのので、ちくわとウインナーとUFOで晩ゴハンを済ませる。

たった1人の焚き火は少し寂しいが、大自然の中に溶け込んでいる自分自身をはっきりと確認出きる。下半身スッポンポンで焚き火にあたっている男性を想像出きるかな?変態と言われるかも知れないが、これが単独行のイイ所かな?
充分に大自然に溶け込んだ後、21:00就寝。

次の朝8時過ぎに目を覚まし、9:30出発。
すぐに二俣に着き、左の本流の連爆帯に突入。2mを登って5mは左の隅の草付きを登るのだが緊張する。この谷で唯一緊張するところかな? (^.^)
単独行でなければ、なんてことはないかも知れないが・・・・・。
すぐに8m、10mが連なる。8mは左から巻きにかかって壁の下を滝身に進み細いバンドを恐々進んで8mと10mの間のテラスに出る。テラスを渡って左岸のルンゼを攀じて滝の落ち口に出る。10:38

ここからは源流の雰囲気で、左に枝谷を見て行くとすぐに2段10m。
あめちゃんの報告では、ここから右の斜面を登って行くと草原に出ると書かれているので、そのご報告に従う。11:10草原に出て右に進むと桧塚奥峰。
11:25 抜群の眺めに気を良くしながら休憩。
11:48 桧塚着。ここから赤テープが導いてくれて支尾根を下って行くと1150m付近で踏み跡に出る。あとは忠実に踏み跡を下っていき13:00
林道に出る。長い林道を下って昨日入渓した場所を過ぎて車のデポ地に到着。14:30

簡単な沢でも、単独となればそれなりの心構えが必要になる。
今まで仲間に甘えていたんやなぁ〜と痛感するが、すぐに忘れてしまいそう。
ヌタハラは、簡単でイイ沢でした。最後にルートファイディングは必要かな?