ほんたびさんが、三之公辺りにリハビリ山行に行くと言う。同じリハビリ仲間としては、応援に駆けつけねば。
23時過ぎに王寺を出発! 目指すは三之公。
三之公の林道の終点に、ほんたびさんのテントが張ってある。熟睡しているほんたびさんを、深夜に悪たれ3人組が襲撃する。「おらおらぁ〜! 今から飲むでぇ〜! 宴会やでぇ〜!」
一体何が起こったんや、てな顔のほんたびさんを我々のテントに引っ張り込んで宴会は始まった。 そやけど、ほんまに眠たそうな顔しとったなぁ (^^ゞ
なんやかんやで話は盛り上がり、3時半頃シュラフに潜り込む。眠りにつくまでに5秒とかからなっかた。
次の朝7時に起床! 八幡平から尾根筋を登る計画のほんたびさんと、カクシ平で待ち合わせる約束をして8:50出発。
[日 程]4月14日(日)
[場 所]台高・三之公川・ノエ谷
[メンバー]小山伏、BAKU、キンゴ、
[地 図]大和柏木 (二万五千分の一)
8:57 出合の橋の下を潜ってノエ谷に入渓。
小滝を2つやり過ごして左にルンゼを見送ると、少し両壁が立つ中に釜を持った5m。上部がヌルヌルで嫌らしそうやけど、とりあえず取りつくがつまってしまう。「おぉ〜い、シュリンゲェ〜!」 ・・・・なかなか来ない。(ーー;)もう、降りようかなって考えてるとBAKUさんがシュリンゲを出してくれた。シュリンゲを掴んで1歩乗り越すとあとは簡単。登ると上は小さな釜になっていて、BAKUさんは太股まで浸かっていた。 ありがとぉ〜!
小山伏のおっさんは、濡れるのを嫌がったんやなぁ (-_-メ)
斜L3mを越えて両側にルンゼを見送り、大石の右の斜2mを越えて行くと、岩間に小滝が連続する。そこを過ぎて右からルンゼが入る先に大木が倒れかかっている18m。すぐ上の4mも見てとれる。2段22mに見えなくも無い。9:30
ここの直登は無理なので、少し戻って右から巻いて行き、18mと4mの間を目指すが切れ落ちていて無理。仕方がないので、さらに登ってルンゼ上部を通過して上段4mの上に降り立つ。なかなか楽しめる高巻きでした。
滝上ですぐに谷は右に折れて、そこには20mが懸かる。おぉ〜!連爆帯やなぁ。 9:50
さて、どっちから登ろうかな? 左は取り付き易そうやけど、上部に壁が立っていて高巻きを強いられそうやし、右も壁が立っているが何とか廻り込めそうやなぁ。ここは右から登ってみる。「行けそう〜?」と下からBAKUさんの声。「ちょっと見てくるわぁ〜」と答えて進んでみると、何とか行けそうや。「行けるでぇ〜」と答えて壁の下まで登って左の先を覗くと、滝の落ち口がすぐ先に見える。 おぉっ! 素晴らしい! 壁を廻り込んで登るのは止めや!このまま落ち口に出たる! 落ち口まで4m! スパッっと切れ落ちてはいるがバンドがあるので何とか進めそう。「小山伏さん、ザイル!」って言うと、「キンゴォ〜、今日はお前が持ってんねんぞぉ〜」・・・そやった。(^^ゞ
ハングした壁の横を、姿勢を低くして進んで落ち口のすぐ下に立つ。途中で身体をのけぞらせながら細木にランニングビレイを取るが、何の役にも立たんやろ。下から見ると、滝の落ち口から水流が噴出すすぐ横に人間が立っているように見えるんやろなぁ。 とにかくここは最高に面白い。
3m、2m、斜L2mを過ぎると、おだやか〜なイイ感じのところに出る。この辺りを裏カクシ平と名付ける。カクシ平よりイイ雰囲気です。左に水の枯れた枝谷を見て、浅い流れの中を走るアマゴを追いかけながら進むとワイド4m10:53
左に枝谷2本、右にルンゼ、小滝を1本超えると二俣に着く。 11:00
右の本流を進むが、谷は平凡となり退屈する。見事な大木を右に見て進むとやっと出てきてくれました6m。真中からBAKUさんが取りつくが壁がボロボロ私は左からとりつくが、ここも壁がボロボロ。右から取りついた小山伏ルート
が何とか登れそうや。しかしまともにシャワーを浴びなければならない。右から水流に向かって電光形に登るがびしょ濡れやぁ。(^O^)
このあとはもう何も無さそうなので、適当な所から右の斜面を登って稜線に出る。11:56 稜線からはルンゼを下ってカクシ平に向かう登山道に出るが、もうバッチリのルートファイディング! 降りた所がカクシ平入り口です。12:25
魔法の水を戴きながら行宮跡でほんたびさんを待つがなかなかやって来ない。「先に降りたんちゃうかぁ」「温泉で飲んでるでぇ」「迷っとんちゃうかぁ」各々が好きな事を言いながらほんたびさんを待つ。
「小山伏ぃ〜!」13時頃にほんたびさんの声が響く。少し疲れた顔のほんたびさんがニッコリ! 我々もニッコリ!
ここからは登山道を辿って車のデポ地に向かうのだが、先頭を行くほんたびさんのペースの速いこと! そんなに飛ばして大丈夫なんかなぁと少し心配。
明神滝に立ち寄って、記念撮影をして・・・・・あとは温泉。(^。^)
帰りにTaqさんの見舞いに寄って「星華」で打ち上げ!ほんたびさんは不参加
大滝の落ち口の素晴らしさと、ほんたびさんの眠たそうな顔とニッコリが印象に残った遡行でした。 (^_-)
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