【台高】櫛田川・日出ヶ岳・唐谷
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2000年10月7日〜8日

堂倉谷に行く予定が、天候不順の為、温泉ツア−に変わる。
きなり湯でビ−ルを飲みながら、明日どこに行くかを考える。
すやすや眠るBAKUさんと、大の字になって眠るミ〜ヨンさんの傍らで、Taqさんと2人で
地図と睨めっこ。
エアリアマップしかなくて、雨でも行ける日帰りの沢、何故か蓮の唐谷に決定!
身体の調子が悪いと言うTaqさんを心配しながらも、車は蓮に向かう。
蓮の秘密基地で宴会 )^o^(
ミ〜ヨンさんが作ってくれた寄せ鍋が、うんっまいっ!

[日時]2000年10月9日
[天気]曇り時々雨
[メンバー]BAKUさん、ミ〜ヨンさま、Taqさん、キンゴ
[地図]七日市

朝8時にさぁ出発と言うところで、ドシャ降りの雨。遊園地の入り口で雨宿り。
20分後雨も小降りになってきたので出発。
左岸の登山道を進み、飯盛山に登る登山道を右に見送ってから、しばらくして入渓。
2段7mの右際を登り小滝をやり過ごすと、釜を持った斜8m、ここは左を巻き気味に登る。次の3mは右から登り、釜の向こうに連続する2mも右から超える。
また釜があり、3mを超えると右から3段8mの滝を持った枝谷が入る。
この先左の壁が立ち、トユ状斜ナメL10mを過ぎると谷は右に折れゴルジュ状となり釜を持った5m。その上はナメ床となり右岸のはるか上に林道のガ−ドレ−ルが見える

斜2m、3m、釜を過ぎて、次の6m2つをシャワ−で超えると左から枝谷が入って、岩盤に懸かる2条斜5m。その上で左から入る枝谷を過ぎて斜2m。
身体の調子が悪いと言っていたTaqさんが、しっかりとした足取りで先頭を行く。
左側に大石を持つ4mを超えると、大石がゴロゴロとしていて小滝を懸ける。
谷を大岩が塞ぐところを超えると、2段50mの大滝。これが一の滝らしい。
水量も多くて迫力がある。(9:30)
ここは左から巻き上がると登山道に出て、落ち口の先に降り立つ。
2条5m、幅広5mを過ぎるとチョックストン7m、ここは左から巻く。
3mを一本超えると右から枝谷が入る大きな釜、腰まで浸かって進むと12mの綺麗な滝。
ここは右から水流を掻い潜って左の壁に取り付くしかないようだが、水量が多すぎて誰も行きたがらない。BAKUさんが私の顔を見る。私は「ここしか ないよ」とポツリ。
進むべき道が決まるとBAKUさんの行動は素早い!
滝の水流の中に頭から突っ込んで行く。水流の中に消えたBAKUさんが向こう側に姿を見せて、右岸を攀じる。2番手にミ〜ヨンさんが突っ込むが水流の中で少し時間がかかる。
次にTaqさんが行って、最後にキンゴ。覚悟を決めて頭から突っ込む。水流に身体が押し潰されそうになるのをこらえるが、眼鏡が真っ白になって前が見えない。
両手を伸ばすと岩を掴む。しめた! その岩に片足を乗せて水流の中から脱出!
ふうぅ〜っ あぁ 冷たぁ〜 (10:35)
小滝を1本超えると2段30mのスラブ滝。なかなか綺麗だ。
ここは右から巻いて、いくつかの釜と小滝をやり過ごして、2段5mを超えると二俣に着く。(11:00)
二俣を右に進み、谷が右に折れるところにナメL10m、そして釜の向こうのナメL20m
を超えると2段40mの大滝 (11:20)
滝の裏に潜り込めそうな気がして、水飛沫を浴びながらも左から近づくが、水量が多すぎて無理みたい。
左の斜面を登って行くと登山道に出て、滝の落ち口目指して下降。
そこから2m、次の2mをシャワ−で超えるが、みんな濡れるのを嫌って逃げる。
ここまでズブ濡れになってて、今更濡れるのを嫌がるかぁ (ーー;)
登山道が沢を横切り、2条5mを超えたところでランチタイム。(12:00)
ミ〜ヨンさんのスペシャルランチ。焼いたパンにツナと何かをのせたもの、FDのぞうすい。
冷えた身体が温まっておいしいぃ〜 (^O^)  
でも、ぞうすいに入っていたモチは固過ぎるぅ〜 ^_^;
私は無理して食べたけど、ミ〜ヨンさんはゴミ袋に捨てていた。
小一時間も休憩すると身体が冷える。380円のヤッケが役に立つ (^^)
12時50分出発
3mを超えて、つぎの6mを私は左から、Taqさんとミ〜ヨンさんは右から巻く。
小滝と釜をやり過ごしてから二俣。(13:10)
右を進み、黒い岩盤のナメ床を気持ち良く進むとまた二俣。
ここも右に進み、いくつかの小滝とナメ床を過ぎるとまた二俣。
ここは左に進み、3mを超えて次の二俣を左に進む。
源流部に入って傾斜が急となるが、長雨のあとだからなのか、水はなくならず小滝もたくさん出てきて最後まで飽きさせない。と言うかもういらない。
結構長いツメのあとで、やっと傾斜の緩いところにたどり着く。
一度来た事のあるBAKUさんが、そこが迷岳のピ−クやでぇと右を指差して駆け上がって行く。 元気なおっさんやなぁと思いながら負けじと着いて行く。
迷岳頂上(14:40) 空は真っ白。 展望は無い。
小雨の降る中、記念撮影をして15時00分出発。
北尾根を飯盛山に向かい、途中の分岐を右にとり沢に下って行く。
16時沢に降り立つ。右岸についている杣道を進むと30分で林道に出る。
ここでしばし休憩するが、上の方で何かがギャァギャァ吼えたてる。
どうも猿らしい。我々が邪魔のようだ。
「やかましいぃ! 文句があるんやったら降りてこんかい! こっちにはミ〜ヨンさんが居るんやぞぉ〜」 と私が叫ぶと 猿の声がピタリと止んだ。
さすがに猿もミ〜ヨンさんが怖いらしい。 野生の勘なのね (^^)
ここからアスファルトの上を3〜40分で車に辿りつく。
車の後部座席で私とミ〜ヨンさんが温泉仕度をしていると、私の目の前に何かがポロっと落ちた。ん? ベ−ジュの×△●75☆B・・・A?・・・80?
「いややわぁ キンゴさん」 ん?  ベキバキッ!
手形のついた左頬をさすりながら温泉に向かう可哀想なキンゴ。
スメ−ルでゆっくりと温泉に浸かって帰路となる。
天気は悪かったけれど、いい沢でした。
天気のいい日にもう一度来てみたいなぁ。