朝7時30分に突然携帯電話が鳴る。
今日は沢もオフのつもりで、昨夜は遅くまで飲んでいたので非常に眠たい。
電話の向こうから京都の竹井君が「今日は、どこかに行かないんですか?」 …ん?
「今、どこに居るの?」 て聞くと、「大阪です」 …・はぁ〜 (--;) 無謀な奴や。
「ほな どっか行こか とりあえずJR堺駅まで来て」 急いで用意を始める。
[日時]2000年9月14日
[天気]晴れ
[メンバー]竹井・佐々木
[地図]伊船
[アプロ−チ]
出発時間も遅いし、どこに行くか迷ったが鈴鹿の元越谷に決定!
竹井君の車で、西名阪を利用して鈴鹿に向かうが、彼は話し出すと止まらなくて、車の運転もおろそかになり、後ろの車からヒンシュクを買うが、彼はまったく気がつかず私のほうが気を使う。(~_~;)
鈴鹿スカイラインの手前から林道に入るが、水流が出来ていて林道が沢になっている。
今日は水量が多いかも? ウキウキ (^o^)
林道がゲ−トで塞がれていて、そこに車を駐める。
[遡行]
11時15分出発
ゲ−トを超えて林道をしばらく行くと猪足谷出合に着き、そこから沢に下りて元越谷を遡行。
結構水量が多い。すぐに堰堤が2つ出てきて手前を右から、次を左から巻くときれいな河原に出る。
250mくらい行くと、左から斜3mが懸かる枝谷が入ってまた堰堤が2つ出てくる。
手前を左から、次を右から巻いて中州の右側を行くと3mの滝がかかる枝谷が右から入って、もう1本右から枝谷が入ると中州も終わり、次に左から枝谷が入るところで周りが開けてまたまた堰堤が2つ出てくる。ここは2ついっぺんに右から巻いて進むと、両壁が立つ奥に真新しい堰堤が沢を塞ぐ。
左岸を壁の手前から巻く。結局7つも堰堤を越えた。 もう うんざり (~_~;)
この先谷は右に折れ、平凡なゴ−ロを進むと両壁が立つところに深い釜が現れる。私は左を、竹井君は右をへつって突破。
右側の壁が聳え立ち、2mの滝を超えると谷は左に折れて15mの滝が懸かる。水量が多くてスッゴイ迫力!ドドドドドっと落ちている。
水飛沫を全身に浴びながら左岸の壁のバンドを辿って滝にとりつくが、水量が多くて水際に近づけずトラロ−プが垂れ下がっているところを登る。
滝の落ち口をシュリンゲを出して対岸に渡る。ここからは綺麗な淵と小滝を持った廊下が続く。
エメラルドグリ−ンの水際をしばらく進むのだが、本当に気持ちが良い。
谷は左に折れて、いくつかの小滝をやり過ごすと釜を持った幅広2mが懸かり、その上で左から枝谷が入る。よく見るとこの枝谷にも堰堤がある。こんなところに堰堤が必要なんかなぁ?
谷は右に左に折れ、いくつかの小滝をやり過ごすと釜の向こうに4mが懸かり、その上は二俣となっている。(13:45)
途中、後ろから竹井君が「うわっ」と叫ぶ。 なに?と振り返るとマムシがとぐろをまいて威嚇している。
私は気がつかずにまたいだらしい。あぁこわぁ〜。
二俣を右に進みいくつかの小滝を過ぎると右から3mの滝を懸ける枝谷が入って、ここから小滝の連続でいきつくひまも無い。右から枝谷が入って2段5m、2段4mを超えるとまた二俣(14:10)
いくつかの釜と小滝をやり過ごすと右から4mが懸かる仏谷が入って、次の狭い2段6mを右から巻くと5m、2m。ここからミニゴルジュとなりまた滝に出合う。下から見ると2段15mかな?
水際を直登すると、まだ上に滝が続き後ろから来る竹井君は右に逃げる。
私は力技で乗り越す。 上から見ると多段30mかな。
ここからは平流となり谷は右に左に折れて、日本庭園みたいなところを進む。
右から8mが懸かる枝谷を見送って進むと、右に崩れたザレ場があり、たいした詰めもなく稜線に出る。(15:15)
右に登ると、入道・宮指路方面に分かれる峠。ここで一服。
稜線を戻り水沢峠に向かう。水沢峠から踏み跡を西にとり、1時間30分ほどで車に辿りつく。
[後記]
なかなか綺麗な谷でした。 ちと物足りない気もするが まぁこんなものでしょう。
秋の気配を、充分に感じた1日でした。
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