【大峰】十津川水系
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記  銀六
2008年4月27日


釣りヤの朝は早い。5時半に起きて支度を始める。 林道から谷床を見下ろすと、水の無い荒れた河原になっている。
もう少し上流から始めようかと思ったが、やはり起点から出発や! 林道から適当に下って、最後はずり落ちて降り立つ。
干からびたバックウオーターを少し進むと、巨大な堰堤が目の前に現われた。何やこれ!両壁は立ってるし、戻らなあかんのか?と少し不安。


思いつく限りの罵る言葉を吐き捨てながら堰堤に近づくと、コンクリート壁に鉄梯子が付いている。とりあえず登ってみると、堰堤の向こう側には簡単に降りれた。
堆積された砂利の中を進むと、広い河原の隅っこに、ちょっとした深みがあるので、ここで本日第一投。こんなとこで釣れるかなーって思ったが、1分もせん内に釣れた。でも、12cm位の小型なんでリリース。
次も5分もせん内に良い型が釣れて、私はニンマリ。 そやそや、まだ朝飯を食べてなかったわ ^_^;
チョコレートを一粒頬張る。

この先は二又になっていて、そこに吊橋が架かっている。 なんや、ここに降りたら良かったんやと少し後悔する。
右に進むと、ところどころにポイントが現われて楽しめる。 流れが緩い所に流すと、やっぱりウグイちゃんが食いついてくる。
ウグイって、良く見るとB○KUりんに似てるなー。


この先にも吊橋が現われる。 淵の濃い緑と、淡い新緑が眩い。


午前中に、22〜23cmを含む6匹を釣り上げて気分上々。
そろそろ、昼飯にしようか。 谷中で飲むビールは美味い。朝飯用のおにぎりが昼ご飯。
時折、山の生き物達が壁の上を通っていて、パラパラと落石を起す。
ぼぉ〜んやりと、水の流れを眺めていると、眠っているのか起きているのか判らない様な感覚が心地良い。時間の流れが本当に緩やかだ。
沢登りを楽しんでいるときは、谷中を流れる風に溶け込んでいるような感覚が好きなんやけど、渓流釣りは谷中の場に溶け込んでいるような感覚やな。上手く表現出来ないな ^_^; 時間の流れ方が全然違う。


午後からも4匹釣り上げて、初の二桁達成!!!
今年デビューにしてはエエ感じやんと自己満足。
結局、6時まで釣りを楽しんでましたわ。
途中で見た取水施設まで戻ると、案の定、そこから綺麗な道が上部に続いていたので、その道を利用して林道に戻る。
車に戻ったのは7時前で、闇下寸前やん (^_^;)