【南紀】小口川・滝本北谷
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記  たこやき
2007年12月23日〜24日

前々からご一緒したいと思っていたミントさん、ビビアンさんとの沢行き。
思いもかけず願いがかなったが、残念ながらビビアンさんは仕事で不参加(;_;)
しかし、これまた思いもかけず樋上さんとも上田さんともご一緒できることになり、
企画してくれたキンちゃんに感謝!・・・・雪が降るかも(^0^;

【タイトル】 サンダ対ガイラは、絶対サンダの勝ち〜!
【日  程】 12月23日(日)〜24日(月)
【場  所】 南紀・小口川・滝本北谷
【天  気】 23日、午前中雨、遡行開始後晴れ!24日、快晴〜!
【地  図】 紀伊大野(1/25000)
【メンバー】 樋上さん、上田さん、ミントさん、キンちゃん、たこやき


前日は1日雨、で土曜朝発となる。ま、もともと日帰りの谷を1泊でのんびり行くんやから、朝発でも十分である。
が、当日朝も雨が降っている。薪が湿ってるかも・・・・と言いながらひたすら南下する。

山麓線で、すぐ前を走っている車に見覚えが・・・・ 信号待ちで止まった時にすかさずクラクションを鳴らすと、やっぱり樋上さんの車だった。「後つけてきたやろ?(^^;」と言われるくらいタイミングばっちり!

それにしても南紀はやはり遠い。道中で晴れ間もでてくるが、現地に着いたらまた曇り空に。少し肌寒い。ま、12月やもんな・・・・

12時半頃出発。滝見道があるようで、しばらく道を行くとしょっぱなから大きな釜を持つ15m。
右岸に立派な道がついていて、それを辿って落ち口近くへ出ると遡行開始。

小滝がいくつか出てきたあと、二俣のところで正面に20mはあろうかと言う立派な滝が!
こちらは支流で、谷は右へ曲がって突き当たりに両岸立った15m部屋滝が。
しかしなんで部屋滝?ネーミングの意味がいまいち不明・・・・
壁に囲まれ長く広く深〜〜い釜があるからやろか?


二俣のところへ戻って、はしごのかかった巻き道をたどる。とすぐ上に美しい3mほどのナメ滝!
これより上はホンマに綺麗なナメが続く(^0^)v

小滝を2つほど過ぎると、これまた一枚岩の上を流れる美しいナメ滝8m。真夏なら滑り台間違いなし!
右岸の壁は柱状節理だったけ?80mくらいはあろうか、すごい迫力。

この上はまた美しいナメが続くが、びみょ〜な傾斜の上に、冬だからかよく滑る。
最初はフリクションで登り始めたが、途中からズルズルとなり、皆右側の樹木を頼って登る。
ナメは終るとゴーロとなるが、ここの岩はけっこう角ばっている。あまり増水とかしないんやろか?

とにかく苔が一杯で濡れていて滑るし、角張っていて登りにくいことこの上ない。
それにしてもミントさん、馬力あります!イケイケやもんな〜〜〜!写真撮ったりしてたら、すぐに置いてけぼりになってしまう・・・・

ゴーロをえっちらおっちら辿ると、すんごい美瀑が目の前に!!確か屏風滝って名前だったような。簾のように段々に落ちてくる20m。この頃には天気もばっちり!釜のそばには虹がかかっている。


左岸を巻いていくと、上はまたナメが続いている(^0^) ナメの後にはまた美瀑20m。
壁一杯に広がって流れ落ちている・・・・こっちが屏風滝やったっけ?(^^;

左岸を巻いている途中からこの上にもすんごいナメ滝が見えてくる。これまた20mはあろうか、一枚岩のスラブ滝。
傾斜がかなりあるので、滑り台にするにはちょっと怖そうです・・・・(^^;


巻いて落ち口に立つと、両岸立ったゴルジュの中延々とナメが続く、続く、続く(^0^)v
途中でちょっと傾斜のあるナメ滝を2つ越えるが、まだまだ続く!すんごいとこです!この谷は。

4mほどのナメ滝を最後にナメが終わり、再び角張ったゴーロ帯に。普段より荷物が重いし、滑るしで、ずっこけて亀のよに動けなくなったりと、どんくさいこと。12月やのに、しっかり濡れてしまう・・・・(^^;


濡れた以上は、焚き火で乾かさねば!が、きのう1日、今朝まで雨が降っていて湿った薪にすんなり火がつくだろうか?
難儀しながらゴルジュの中のゴーロ帯を抜けると、ようやく広〜い河原、本日のお宿である。時間は3時半。

お!浅い流れの対岸には、燃やして下さい!って感じの伐採された杉が一杯転がっているではないか!多少湿ってはいるものの、これならすぐに火がつきそう。日が落ちてくると途端に寒くなってくる。

しこたま集めて、上田さんが速攻で火をつけてくれる。一発点火〜〜〜!(^0^)焚き火は4時半に始まった。
まあ、飲んで、飲んで、飲んで、食べて、飲んで、飲んで、飲んで・・・・・・・
山談義、結婚談義と、話は盛り上がり、延々と8時間!
しかも、今宵は満月。
尾根を越えてお月様が顔を出すと明るいこと!
しかも、みんなお初のリング付満月。神秘的な美しさ。
こんな贅沢は、多分他にはないだろうと思う。
焚き火は2m近く、2007年最後の焚き火にふさわしく豪快に燃えてくれた!

最後の1時間くらいは、キンちゃんはいつものごとくしゃべった事は覚えておらず、
酔っていると、80−20の計算もできなくなることが判明した。テントに入ると、強烈にうるさい寝言!
途中で1回しばいたが、一瞬静かになったがすぐにまた叫びまくる大ボケキンゴ!もっとしばいておけば良かったと後で後悔する。

翌朝、半日くらいで終ってしまうので、しっかと朝寝する。こんなに極楽山行をしてしまっていいのだろうか(^^;
ゆっくり朝ごはんを食べ、9時半頃ようやくキンちゃんを起こす。
案の定何も覚えていなかった・・・・ええわな・・・・人様に迷惑を撒き散らして爆睡できる人は!いや、まあ、私も爆睡したけど(^^;

のんびりのんびり、10時半を過ぎて出発。しばらく河原が続き短いゴーロを過ぎると、まだ出てくる美瀑15m。
ここはホントに形のいい滝ばっかりだ。

左岸から壁をトラバースするような感じで巻くと、再びナメ滝L5m、斜瀑10mと続き正面左岸の壁はこれまた80mはあろうかと思われるほどの絶壁。そして、まだ出てくるナメ・・・・・。最後の最後まで楽しませてくれる谷である。


ようやく最後のナメも終ると堰堤が出てくる。ここは地下に本谷側へ導水管が通っている。
下山は本谷側へ尾根を乗り越えるのだが、導水管を通れたら楽やろな〜〜(^^;
と、アホな事を考えていたら、キンちゃんが「ここ通ったら織田裕二と呼んでくれ!」とほざいている。
呼んじゃるから、やってくれ〜〜〜〜!!

ちゃんとした道がついていて歩きやすいのだが、この尾根越えの登りが久々の私には堪える・・・・
みんな息も切らさず元気です〜〜〜!
ついて行くのに必死になりながら、足上がらんぞ〜〜と思う頃ようやく上にたどり着く。やっと下りや・・・・(^^;

本谷に下りるとこれまた美しいナメ、ナメ、ナメ。しばらく行くと、広いナメに大きなおはじきを並べたような不思議で綺麗な光景。
大きな滝のところから谷を離れ古い仕事道を辿っていく。そのうち本谷も来なければ。

道から見える山並みは本当に美しい。暦では冬で年の瀬なのに、暖かいし、ここだけ時間が止まっているようだ。
途中からは導水管に沿ってつけられた階段の道をどんどん下っていくと、発電所の裏に出てきて
本日の行程も2時をちょっとまわって終了。

1年の最後に最高に楽しい2日間。

ご一緒してくれた樋上さん、上田さん、ミントさん、ホントにありがとうございました。めちゃくちゃ楽しかったです。
またこれをきっかけに一緒に遊んでくださいね。それからミントさん美味しいおつまみ一杯ありがとございます!
イケイケガンガンのミントさん、これから姉御と呼ばせてもらいます(^0^) 上田さん、来年の目標!是非達成してください!
樋上さん、また色んな事教えて頂けるとありがたいです。

キンちゃん来年もガンガン行こうぜ〜〜〜〜〜!