【南紀】十津川・雲音谷
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記  キンゴ
2007年4月29日

ずーっと前から雲音谷のことは気になっていた。
ク・モ・ノ・オ・ト。 どんなんやろ? 白滝が多いんかな?
雲と音と滝がどこでどうやって重なるんやろ?
何処の谷も大空の下では、流れる滝と音が様々な色の中に溶け込んでるんやけど・・・・・。
雲に乗りたいって言う気持ちもいつしか忘れてしまった。

【タイトル】 ク・モ・ノ・オ・ト ♪
【メンバー】 めぐわんこ、キンゴ
【日程】  2007年4月28日夜発〜4月29日
【天気】  快晴
【場所】  南紀 十津川・雲音谷
【地図】  伏拝、発心門(二万五千分の一)

前夜泊は広い某駐車場。
月明かりに照らされてヘッデンも必要ないかなって思ってたら、お月さんはすぐに沈んじゃった。
少し肌寒いので、車の中で宴会を楽しむ。眩い星空に乾杯。
翌朝、わんこちゃんに叩き起こされる。
最近の彼女はS系に走っているのかして、起こし方がとても荒々しい。
天気が快晴なもんで、気が立っているのかもしれないなー (^_^;)
アメフラシもたじたじの青空の下で朝食を楽しんだ後、出合に向かう。
出合の横にあるトンネルを過ぎて少し南に進んだところに車をデポして身支度を整える。
さー、出発やね。8:09 出合8:15


堰堤を越えてしばらくは何もなくて退屈するが、小滝が現れてからは楽しませてくれる。
斜L2m、1m、釜、斜L2m、斜L2m、釜、1m、釜、1m。右の壁のへつりが微妙。
釜、1m、1m、1m、深い釜に5m。右の壁に取り付いて、シュリンゲをアブミ代わりにして乗り越すと堰堤があり、その上に綺麗な20m。ええ感じやん (^_^) 9:03
ここは左から巻くと道に出る。落口狙いで道を嫌うが結局は又道に出て3m滝の上に降りる。9:45
そこには銀色の橋が架けてあり、少し興醒めなんやけど、20m滝の落口はイイ雰囲気で二つの釜が瓢箪のようでgood!


4m滝と堰堤を越えて行くと少し両岸が立って斜2m、トユ状斜L5m、1m。ここは右巻き。
2m、斜L4m、釜、斜2m、斜2mを過ぎて、次の3mの右隅を登ると二又。11:00
右に進んでL字の倒木を見て、5本ほど小さな斜滝を越えると、谷がそこだけ開けて正面に20m。右には水量こそ乏しいが簾状15m。
陽光を浴びて光り輝く2本の滝が落ちる空間は素晴らしい。11:08
30分程休憩した後に出発。

簾状15mの右から巻いて落口に出ると、その上には4m、5m、4mと続く。
斜面を登ってロープを出して20m滝の落口にトラバースするが、そこには手も足も出ない2段15m(ここから見ると8m)。
巻き返して、その上の4m、3mの上に降り立つ。13:19 ここはまだ両岸立つ中。
谷は右に折れて1m、3m、3mは右巻き。次の斜4m、2m、釜、2m、3mは全部左から巻く。

2m、1mを越えると二又。 13:52
炭焼き跡があり、この先は伐採された倒木が谷を埋め尽くしている。
切り株を見ると、まだ真新しくて、ここ数日前に伐採されたようだ。
果無山脈の稜線に詰めあがりたかったんやけど、倒木に興醒めで戻ることにする。
45分程休憩して、左岸の踏み跡を拾って出合に戻る。
下山路で見かけた石楠花の花と、新緑が始まった山腹に、僕らはご機嫌。
出合着 16:23 少し寄り道したけどね。

谷の上部の連瀑帯には入ってないけど、快晴と新緑の中の遡行は本当に楽しい。
果無山脈って名前に魅かれるのは、終わりが見えない遡行を楽しんでいるからだろうか。