まるちゃんに、６つ程谷を選んで何処に行きたいか尋ねると、一番易しくて寒くないところーってな返事。
っちゅうわけで、ツキ谷に決定ぃ〜〜〜！
２２時過ぎに自宅を出発。まるちゃんを拾って、下北山村のスポーツ公園に向かう。
深夜１時に、いつもの快適なテン場に到着したんやけど・・・・・先客がいた。
まだ１時やと言うのに、もう寝てはりますわ。結構寒いのに、テントも張らずに寝てるなんて、沢ヤかな？
なんか見覚えのあるような車が停まっていたが、誰のんかわかんない。
仕方がないので、別の場所に移動してテントを張って宴会でーす。
２〜３日前からお腹の調子がすこぶる悪くて絶不調のキンゴでしたが、ビールだけはやめられないのよねー　^_^;


【タイトル】KINGO&MANGO
【メンバー】まるこ、キンゴ
【日程】　　２００６年１１月１１日夜発〜１２日
【天気】　　晴れたり曇ったり
【場所】　　台高　東ノ川・ツキ谷
【地図】　　高代山（二万五千分の一）

朝、トイレに行くと、先客も起きだした頃やった。
怪しい人物に、バッタリ出会ってサプライズ　(@_@。　「何や、りんちゃんかいな」
石ヤ塔に行くらしい。一緒に行くかと言われたが、やっぱり今日は沢登り。
出合で支度を整えて、８：３０出発。

すぐに現れる２段５０ｍの大滝は、下段が２条になって水流が落ちている。 前に来た時より少し水量は少ないが、中々立派な大滝である。 右岸の樹林帯に入って、右上に斜上しようかと思案していると、まるちゃんが、小さなルンゼの向こうが登り易そうと言うので、そちらから巻きにかかるが、なんか前回とは違った様子で難しくなってるやん。 ルンゼには壁が立って降りれないし、いきなりこんなに楽しんでええんやろか　(^_^;) 前回巻いたルンゼの左岸より、右岸の巻きの方がロープを出す頻度が高い。 とにかく、行ける所まで行ったるぞぉ〜ってな気持ちが必要やね。 正面にも壁が立ち、ロープを引っ張って右から廻り込むと、ルンゼの終点は絶望的な100m程ある壁が立ちはだかっていた。ちと、冷や汗状態　^_^;　しかしキンゴはネバーギブアップ！しつこく粘ると、なんやルンゼに降りれそうなバンドを発見！とりあえず、懸垂下降で偵察に降りる。む・ふ・ふ　(^_^)v　なんとかルンゼの左岸に登れそうやん。まるちゃんに、「行けるでぇ〜」って合図を送ってから一服。 やっぱり、ネバーギブアップ精神が大事やねってまるちゃんに言うと、諦めるって事も大事なのでわ！？って言われちゃった。(^_^;)　少し苦労させたかな　m(__)m

ルンゼの左岸の斜面を登ると、目の前に赤テープ。なんやこれ！でも、これで安全なわけやね。
大滝の中段テラスに近づくが、降りれなかった。
大壁の下を右に廻り込んで、落ち口の上の瀞と１０ｍ滝を覗き込みながら、落ち口の上の右岸をトラバース。ここのトラバースは中々面白い　(^.^)　結局、大滝を巻くのに、２人で４時間もかかちゃった　(^_^;)　紅葉が綺麗やな。

次の広い釜を持つワイド７ｍは、右から登る。１４：２７　まるちゃんに、ロープいる？って聞くと、ここは大丈夫って言うのでフリーで登る。慎重に登ってくるまるちゃんに、ハイ！ポ〜ズ！ってカメラを構えると、ニッコリ笑顔で答えてくれた。滝上はナメ床で、紅葉が美しい。

振り返ると、ここの落ち口は絵になりそうなんで、お決まりのポ〜ズとイナバウアーで決める。まるちゃんも、ポ〜ズを決めてくれて、楽しいひとときかな？でも、１０年前に奥ノ平に行ったときとは、なんか雰囲気が違うなー。まぁ、私もあの頃は、誠実で真面目なキンゴ君やったから、お互い様かな　^_^;　１０年の歳月は、人のイメージを変えるのに十分かな。

吊橋に１５：１１。　前半で時間がかかったんで、ここから下山する。吊橋の下を見ると、大きなスズメ蜂の巣がふたつ。うげっ！蜂の姿は見えないが、中に仰山おったらどないしょー。まるちゃんの、冬眠してるのでは説を信じて吊橋を渡る。まるちゃんも後に続くが、スズメ蜂君はやって来ない。もしかしたら空き家やったんかもね。ここから右岸の踏み跡を下って、すぐ右上のコルを越えて谷通しに下る。でかい堰堤を右に見送ってＲ４２５に降り立つ。１５：５７　ここから国道を歩いて車のデポ地（ツキ谷出合）に１６：１６。

きなり湯が改装工事でやってないため、上北山村の薬師湯で疲れを癒す。
今日は本当に楽しい一日でした。企画して良かったなって思う山行やったわ。

「お腹が空いたー」「何か食べよー」ちゅうわけで、堺の大起水産でお寿司を堪能しました。
別れ際の「じゃーまた」で、１０年の空白は無くなったとさ　(^_^)v