【南紀】 和田川・大倉畑谷
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記  キンゴ

2006年1月9日

和田川本流の河原で朝6時半に目を覚ます。1時間前に目を覚ましたときには寒くてシュラフから出れなかった (^_^;) とりあえず焚き火を興して一服。

小山伏もあとからもぞもぞと起きて来て、朝ご飯のうどんを作ってくれた。んっまい!
のぉ〜んびりと、食後のコーヒーを楽しんでから後片付けを始めるが、このテン場は気に入った。200人位いても広さに問題ないが、車の置き場がないかな ^^;

さて、今日の大倉畑谷は今年楽しみにしていた谷のひとつなんで気分はワクワク (^^)
ほな、行くでぇ〜 (^O^)


【タイトル】つららがヒュゥ〜〜
【メンバー】小山伏、キンゴ
【日程】  2006年1月9日
【天気】  晴のち曇り
【場所】  南紀 和田川・大倉畑谷
【地図】  紀伊大野(二万五千分の一)


林道から和田川が一旦離れた奥に大倉畑谷の出合があるんやけど、ほんまに変わった地形やなぁ〜。下から見るとその上には何があるんやろってな台地があって、その上は良い駐車場になる。何故かバスと乗用車が一台づつ捨ててある。そこで支度を整えて出発。9:10 そこから踏み跡を伝うと10分足らずで和田川に降り立ち、5分で出合に着く。

出合からすぐに釜を持つ2mは左から巻くと谷は左に折れて釜・2m。霜柱のサクサク感がたまらない。釜と小滝をやり過ごすと谷は伏流となり、しばらくの間はなぁ〜んにも無く、ただ谷がくねくね曲がるだけ。♪なぁ〜いないないなんにも無い、なぁ〜いないない水も無い、なぁ〜いないないなんにも無い、滝〜も無ければゴルジュも無い♪






平凡な河原を歌いながら進むと左から枝谷 10:05 この先で谷が少し左に折れる所に逆くの字20mが現われる。10:14 うぉ〜、出たぁ〜〜 (^○^) 思わずJOYダンスを踊りそうになる。ここは滝そばの左の壁に取りつき樹林帯に入って巻くんやけど、途中で躊躇した自分に教育的指導! (~_~;)

ここからはまた平凡となり、右に枝谷を2本見て進むと中々立派な15m。でも水は少ない。 10:38 左から落口下にバンドが走っていて、木の根を頼りに乗り越せそうな感じやなぁ〜。右も左も壁やから条件は揃っている。

きっと登ろって言うやろなぁ〜って思ってると「キンゴぉ〜、バンドがあるぞぉ〜」「ほいほい、ここはザイル出せよ」って言うと「えぇ〜出すのぉ〜 (--;)」やて (^_^;) 小山伏がトップで登り切って後に続くが、落口での確保支点を見て、にゃるほど、気休めなんやねと、私も楽しませてもらう (^^)

「ミシン踏む寸前やったぞぉ〜」って言う小山伏に「それでもここで肩がらみかよ」って言うと「こんなとこ落ちるわけないない」って・・・・・・楽しいなぁ〜 (^^)


落口上には釜が待っていて、微妙なスラブの角度に少し戸惑う。行けそうな感じやけど、万が一滑ってドボンではこの時期は辛いのよねぇ〜 (^_^;) 落口すぐ上の2mは左から越えて、次の2m、4m、斜6mは左からザイルを出して巻き上がるんやけど、この先のトラバースは私は大嫌い。谷床に12:00

ここから叉、平凡な谷となり、左に1本右に1本枝谷を見て行くと、やっと出ました20m。12:37 おりょ!? 凍ってるやん。 ここでしばし休憩なんやけど、つららがひゅぅ〜〜〜って落ちてくる。それをかわしてキンゴも、ひゅぅ〜〜〜(^^) こんなことしとったら串刺しになるわ (~_~;) 日の短い1月では、ここからの核心部を自分たちなりに楽しむには時間が無いかもってなことになり、ここから来た道を戻ることにする。


又、嫌なトラバース。もっとええ道がないんかなっと少し上がるがもっと怖い。仕方なく少し降りるときに足元がズルッ! ひえぇ〜〜〜・・・・ここからは超慎重になる (^^ゞ
この先、懸垂で降りてしばらく進みまた懸垂下降。先に行った小山伏が途中でわぁ〜って叫んでる。空中懸垂らしい。またすぐに叫んでる。ザイルが足りないらしい (^_^;)

二又から地形図に付けられた右岸の踏み跡を伝おうと、急な斜面を登るが全然道らしきものが出てこない。結局谷に戻る。釜と小滝を適当にかわして本流に戻ったのが14:43
そこから本流を下って車に着いたのが14:58 中々楽しめました (^^)

帰りの峠で雪が残っていると時間がかかるので、温泉にも寄らず帰路に着く。幻の源氏の掛け橋が見れずに残念やったけど、明らかに小山伏は、なつ菌に冒されているようだ。峠の雪は無くなっていて、すんなり帰れたのが嬉しい。