【南紀】小口川・滝本ガマ谷
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記  キンゴ

2006年1月1日〜3日

私の沢のシーズンは毎年元旦から始る。
今年も、うれし・楽し・大好き!な賑やかな面々と、南紀で弾けまくり状態やね (^^ゞ
元旦の14時過ぎにキンゴ号でなっちゃんを迎えに行き、次にたこやきお姉さまを拾って南紀に向かう。五条のコンビニで買物をしていると、後ろから頭を叩かれて振り返れば小山伏さんとBAKUさんやった。予想通りの展開でなっちゃんと小山伏さんが入れ替わりR168のドライブが始まる。谷瀬の吊り橋をたこやき一家がブイブイブイ (^_^;)
真っ暗な熊野本宮で初詣を済ませて、あとは出合に向かうだけ。

【タイトル】あ はっぴぃ〜 にゅう いぇ〜〜〜〜〜〜〜〜い!
【メンバー】小山伏、BAKU、たこやき、パーマン2号(なつ)、キンゴ
【日程】  2006年1月1日午後発〜3日
【天気】  雨のち快晴
【場所】  南紀 小口川・滝本ガマ谷+エトセトラ
【地図】  紀伊大野(二万五千分の一)

出合手前に大きな土砂崩れ跡があり、奥まで車が入れない。どうすべ? 運ぼ。(^^ゞ
出合の広場にたこやきさんのデカテントを張って宴会が始る。正月バージョンのメニューに舌鼓を打ちながら、どこまで暴走するのやら・・・・・・・(~_~;)
2日の朝、テントを叩く雨の音に寝坊を決め込むキンゴであった。行くんやったら誰か起きるやろ・・・・・・・・誰も起きない (--;)
いつしか雨も上がり、ゴソゴソと動き出す面々。「行くぞぉ〜!」「仙人風呂やでぇ〜!」
何故か温泉ツアーに様変わり。たこやきさんに恐る恐る「一緒に入る?」って聞くと「え〜っ、水着持ってきてへんしぃ〜」って言うので「俺のトランクス貸したるやん」って親切心で言ったのにしばかれた (--;) 「私入らへんでぇ〜」「超らっきぃ〜!」「見たないぞぉ〜!」みたいなぁ〜ノリでしゅっぱぁ〜つ (^○^)
久し振りの仙人風呂に気分はご機嫌 (^^) しかし温泉用に持ってきたはずのトランクスをテン場に忘れてきたみたい (--;) しゃぁないなぁ〜、すっぽんぽんで混浴に入るキンゴ・BAKU・小山伏であった。心地良く壁にもたれて浸かっていると、なっちゃんが近づいてきて横にチョコンと座る。そやけど、ほんまに何の違和感もないやっちゃなぁ〜。(--;)まっ、裸の付き合いも大事かな。ただ、私よりも逞しいなっちゃんの背中にショックを受けるキンゴであった (^_^;)

ビール1ケースを持ってきたけど、全然足りなくて買出しを済ませてテン場に戻り、今宵も宴会やぁ〜 (^○^) 毎度の事ながら、豪勢な焚き火を囲んで盛り上がるぅ〜(^^)、舞い上がるぅ〜(^○^)、弾け散るぅ〜 (^_^;)
3日の朝、テントを叩く雨の音にまたまた寝坊を決め込むキンゴであったが、今日は行かなあかんやろ。放っておけばいつまでも寝ているなっちゃんに、蹴りを一発かましてテントを出る。のぉ〜んびりと美味い朝食を平らげて、行くぞぉ〜!

たこやきお姉さまは、モチがあがらずテント&焚き火キーパー。
集落が近いからなのか、カラスが鳴いている。「カァ〜、カァ〜、カァ〜」
10:00出発。本谷の宝竜滝を見てガマ谷に入る。今日のリーダーはなっちゃん (^^)
「おぉ〜い、リーダー、頼むでぇ〜」「闇下は嫌やぞぉ〜」「楽しませてくれよぉ〜」

いきなり立派な50mの野々滝。10:05
キ「おぉ〜い、リーダー、ここはどっから行くね〜ん」
な「ほえ?・・・・・左・・かな?・・・・やっぱり右ぃ〜・・・・・でも、左かもぉ〜」
小「判断は素早く、行動は慎重に (--;)」
B「(^^)(^^)(^^)」
な「じゃぁ、・・・・直登ぉ〜〜〜〜〜〜(^○^)」
小「・・・・・・・・・・・(-_-メ)」 
ここは右から巻いて落口に10:35
この先で釜が両壁いっぱいに広がっていて、さてどないしょ (~_~;)
左から巻けんことはないけど面倒臭い。覚悟を決めて股下まで浸かっての渡渉は冷たすぎるやん。「キンゴさぁ〜ん、おかしい〜!」「あほぉ〜!」「何すんね〜ん!」
なんやかんや言ってるが、渡り切ってからおいでおいですると、皆渋々ついて来た。私が股下なら皆が腰上なのは言うまでもないだろう (^_^;)

谷は右に左に折れて出てきたのは10m、30m。まるで屏風のよう。
10mを右からかわすのに、大岩の下でなっちゃんが詰まる。
な「どうしましょ?(~_~;)」
キ「あほ!使えるもんは全部使ったらええねん!ここはショルダーや」
いつまでも私の肩の上に乗っているなっちゃんに「早よ行け!」と促して、上からシュリンゲを出してもらう。30mの真下に立って、さてどないしましょ (^^ゞ

キ「おぉ〜い、リーダー、どないすんねぇ〜ん!」
な「え?・・・え?・・・・ここかなぁ〜?・・・・おりょ?・・・・えへ (^^ゞ)
小「判断は素早く、行動は慎重に (--;)」
B「(^^)(^^)(^^)」
な「右のルンゼから巻きましょぉ〜 (^○^)」

左のリッジに乗り込めば中々楽しい遡行になるのは間違い無いんやけど、新年早々スーパーサイヤ人になる気分ではない (--;) ここは右から壁を廻りこんで巻き上がるが、中々渋い巻きになって楽しめる。
なつが登っているからなのか、カラスが鳴いている。「アホ〜、アホ〜、アホ〜」 (~_~;)
かなり壁が立ってはいるが、落口近くに降りれそうな感じのところを少し下ると、枝にコンタクトを弾き飛ばされてぼんやり状態。見えへん (--;) 小山伏さんがそのままトラバース気味に下って廊下の中の谷床に降りる。BAKUさんに守られて我がリーダーも後に続く。

谷は右に少し折れてその先にまたまた立派な40m。右岸が植林帯なんで巻くのは容易いね。
キ「おぉ〜い、リーダー、任せたぞぉ〜!」
な「ここは解かりますよぉ〜、ここ→、ここ→、ここですよぉ〜→ (^^)」
小「判断は素早く、行動は慎重に (^^)」
B「(^^)(^^)(^^)」
キ「(^^)(^^)(^_-)」
左から巻いて落口に12:45

すぐこの先で道が跨ぎ、その立派な道(モノレール道)を左岸から辿ると、林道着が13:20。地図上では集落に降り立つみたいやけど、見事テン場近くの崩壊地にくだっていた。
たった3時間20分の遡行でも、思い切り楽しめました (^^) かな?
米軍空挺が凄まじい音をたてて飛んでいく様を見上げながら2006年は始った。
この後、渡瀬温泉に浸かって帰路につく。今日は帰っても独りぼっちなんで、怖いもの知らずのキンゴはたこやきさんに今晩泊めてとお願いする。たこやきさんの瞳の奥がキラリと光ったのが気にはなったんやけど、一応ハンマーも持ってるし、自己防衛の世界やからなんとかなるやろって思ってると、小山伏&なっちゃんも泊めてぇ〜やて (~_~;)
むふふ、これで明日の朝ご飯と我が身の安全が確保されたとほくそ笑むキンゴであった。

〔独り言〕
2005年を振り切って2006年の波に乗るには、夏金ブラザーズで爆走するしかないのかと心豊かでないキンゴは途方に暮れちゃう。さぁ、始るよ (^_-)