【台高】北山川・黒瀬谷
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記 キンゴ

2004年7月11日

1kmのゴルジュ鑑賞ツアーはいかがぁ〜〜〜〜 (^O^)
てなことで、前々から行きたかった黒瀬谷に、いつもの賑やかな面々でしゅっぱぁ〜つ (^^)
某バス停が今宵のお宿。ところがそこに辿りつくと、パトカーが赤いランプをくるくる回しながら賑やかに停まっていて、怪しげな連中に尋問しているところ (@_@) むむ、やっかいな連中がおるんやなぁ〜。君子危うきに近寄らず (^_^;) 小さなバス停の中で慎ましく宴会を楽しんでいると、向こうからやっかいな連中の一人がこちらに向かって来るではないか。いかにも怪しげな格好をしていて・・・・。ちっ!しゃぁないなぁ〜。勇気を奮い立たせて迎え撃つ覚悟を決めるが・・・・・・・・おりょ?・・・・・・・どっかで見た顔のような・・・・・・・・?
頭の中がスロットマシーンのように回転し始める。 
ボケ・アホ・カス・ブス・スケベェ〜・猿人・超人・変態・・・・・・あっ! 徳さん!!! なぁ〜んや、どうりで怪しげな筈やなぁ〜 (^^)

【タイトル】ウィンドレス・ブルー
【メンバー】小山伏、KURO、たこやき、キンゴ
【日程】  2004年7月10日夜発〜11日
【天気】  晴れ
【場所】  台高 北山川・黒瀬谷
【地図】  釈迦ヶ岳・河合(二万五千分の一)

夏の匂いを感じながら白川大橋を渡って貯水池沿いの踏み跡を辿る。しばらく進むと黒瀬谷の出合いに架かる吊橋。
先に渡った面々が引き返して来た。ん?こっちから入るの。でも、踏み跡らしきものもないんやけど・・・・・。
やばそうな斜面をトラバースしながら進むんやけど、ちと違うんでないかい?まっ、ええかぁ (^_^;)
河原が見えた所あたりで強引に下って谷床に降り立つ。8:50

谷が少し左に折れて右に小さなルンゼを見る先から両壁が立ち始めて、短い廊下のあとに釜・2m。廻りは自然林で気持ちが良い (^^) 谷は右に折れてそこに浅くて広い釜を持つ2段15m。9:08 良く見ると壁に真新しいボルトが2本埋め込まれているが、こんなとこ登る気がしない。ここは左から巻いて廻りこもうって考えるが、小山伏さんが「せっかくボルトを打ってくれてるんやから遊んで行こ」やて。うぅ〜ん、しゃぁないなぁ〜 (--;)
まずは小山伏さんが取りついて、最初のボルトにアブミを掛けてその上でなんやかんややってはいるが力尽きて戻ってきた。次にKUROさんが取りついてけっこう上まで登って2本目のボルトにアブミを掛けるが、その上が結構嫌らしいらしく、あと一歩が出ないみたい。落ちるかもしれんって言いながら無事戻ってきた。さぁ、ほな巻きましょかって思ってると、小山伏さんが「はい、次はキンゴ」やて (~_~;) まぁ、アブミも回収せなあかんことやし、渋々取りつくがルートは作ってくれてるんで簡単に上まで登れたが最後の一歩が中々出ない。うぅ〜ん、しばらくの間、躊躇していると下から小山伏さんが「早ょ行けぇ〜〜〜〜」って叫んでる。そんな事言うたかってホールドも無いんやぞぉ〜(-_-;) しかし足が疲れてきたので、もう行くしかないみたい (^_^;)
覚悟を決めて乗り越すと、すっと登れた (^^) この瞬間が最高! 中断テラスでビレイ用のハーケンを1本とも考えたが、そのまま滝上まで登る。11:00 ザイルをフィックスしてザイルにプルージックでビレイを取って後続を確保するが次に登ってきたKUROさんが中段テラスでハーケンを打って確保しているので、煙草タイム (^^)
全員登ってきたのが11:50 なんか美味しいとこ取りしたみたいでごめんなさい (^^ゞ

右にルンゼを見て4m、3mを越えると左にルンゼが入る先にトユ状の滝が架かり、その向こうに左から大きな滝が落ちるのが見える。釜に浸かってトユ状に突っ込むにはちと水量が多過ぎるかな。右岸に古い残置ボルトがあり、その上の斜面を小山伏さんがロープを引っ張って登って行くが、結構てこずってるみたい。小山伏さんの姿が見えなくなったのに及んで、私は少し戻って右岸を巻き上がって行くと小山伏さんの頭上に出た。次に登ってくるたこやきさんの為にザイルを投げろと言うので、少し降りてロープを投げる。そのまま右岸を巻いて足元の滝を見て過ぎて2条CS3mの上に懸垂で降りる。この先は長い淵があって谷は少し右に折れる。淵の左をへつって出口の3条の小滝を越えて進んで小滝をいくつかやり過ごすと谷が左に折れるところに釜を持った10m。KUROさんが果敢に左の隅を攻めるが無理みたい。右岸の壁を攀じ登るがたこやきさんが背中から釜に落ちたのにはビックリ!本人はいたってケロッとしているが見ていたこちらはハラハラドキドキやでぇ。シュリンゲを頼りに後に続くが中々登れない (-_-;)
くそぉ〜、シュリンゲを放すとなんとか登れた (~_~;)

廊下をへつって進むと7m滝が現われる。15:37 もう時間も時間やし、ここらで切り上げよかってなことになり、適当なところから左岸を登ると杣道に出た。15:50 快適な杣道を気持ち良く辿ると貯水池沿いの道に出る。16:33 そのまま道を戻って車のデポ地に到着。16:45

この谷は、目を見張るような美しさはないが、夢中になって遊べるイイ谷です。しっかりとした戻る道があることがわかったので、今度はもう少し奥まで行ってみたいなぁ〜 (^^) それよりもトユ状の滝に突っ込んでその上部の大滝を攻略したい気持ちのほうが強いかな (^_-) 
「夏のヴィーナスは谷中にはいないんかなぁ〜」ってつぶやくと、「ここにおるやん (^^)」てな、たこやきさんの言葉には誰も耳を貸さず、今年も夏が始まるのであった (^^ゞ