【台高】銚子川・光谷
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2004年3月20日〜21日

予測がつかないのが未来やてわかってるんやけど・・・・・・。わかっててもなんかもどかしい。
こんなことになるんやったら、あれもこれも企画してたら一緒に行けたかもしれんのになぁ。
門下生の落ちこぼれ3人組が光谷に集まって、焚き火を囲んで、彼を偲んで・・・・・・・・。
「早過ぎるわ」 僕達3人は空を見上げる。

【タイトル】追悼
【メンバー】小山伏、KURO、キンゴ
【日程】  2004年3月20日発〜21日
【天気】  快晴
【場所】  台高 銚子川・光谷
【地図】  引本浦・河合(二万五千分の一)

ゲートが開いているので、キンゴ号で林道の奥に進むがかなりの悪路に閉口する。
右俣出合いに車をデポして、さぁ、出発やぁ〜。 7:25

岩間の3mを越えて、釜・CS2mを過ぎると岩床が左から右に傾斜している。7:40
2m、次の4mは左を登って行くと2段7mの手前に、右にはガレたルンゼ、左には長い箱のようなルンゼ。7mの水際を登るとすぐに3m。 7:55

正面に30mくらいの壁が立つところで谷はするどく左に折れて、両岸狭まった行合となる。ここは左をへつって抜けて、出口の3m2本を越えると、谷は右に折れてゴルジュとなって、岩盤の中を5mが2本連なり、その上で谷は左に折れている。8:25 ここは手前から巻きかなぁ〜って思ってたら小山伏さんが右岸の滑った壁に取り付いた。そやった、前回もここを登ったんや。上からザイルを放り投げてもらい、KUROさん、キンゴと続く。ルンゼを登って細いバンドをトラバースすると壁の中で谷は左に折れて、下から見えなかった10mが覗ける。ここからの巻きは1月に経験済みなんで楽勝って思ってたけど・・・やっぱりしんどい (-_-;)巻く途中で8mとその先の25mが見える。岩稜を乗り越えて25m滝下に降り立つ。9:42 ここは左から巻いて行くと滝上は廊下となり、3m×2で谷は右に左に折れる。廊下の奥には15mが待ち構えていて左の隅を登る。 10:10 正月に来た時にはここで濡れるのを嫌がって、えらい高巻きになったんやけど、今回はすんなりとクリアー。ただ、ここの高巻きルートから見える光の大滝の全貌はすっごく迫力があって、一見の価値ありです。

岩の詰まったCS5mを越えて行くと、谷は左に折れて左岸の凄い壁が立つ向こうに右から大滝が落ちる。10:40 滝下からは上部が良く見えないが、とにかく明るく開けていて広大な岩盤が大滝を形成している様は素晴らしい。正月に来た時に対岸から見たこの大滝は、あんなとこ登れるんやろかって思ったんやけど、滝下から見るとなんとかなりそう (^.^) とりあえず岩盤の左から取りついて、あとは水流の横を快適に登っていくんやけど、途中にシャワーありで、高度感も充分で中々楽しめます。途中のテラスから下を覗くと、ひえぇ〜ってな感じで気持ちイイ (^.^) 大滝はテラスの少し上で左に折れて、その上にはワイドなスラブ斜滝の連爆となって、ひゃっほぉ〜って歓声をあげずにはいられない。下の25mスラブは左から巻いてテラスに出て、次の斜L10mを快適に登って、その上の10mは左の壁の細いバンドを右上に斜上するんやけど、少し緊張するとことかな (^.^) 滝上はゴルジュとなり、トユ状の8mとその上に2段10m。ここは右から巻く。 12:00

4m滝が現われ、右の岩にも水流があり、この上からは穏やかな雰囲気。ミニ廊下の奥のCS2m×2は右から巻いて、小滝と戯れながら左に滝を架ける枝谷を見て進む。12:25
氷柱がぶら下る中を進んで、鉄筋を刺した橋のような倒木を越えて行くと、絶好のテン場となりそうな二俣。12:35 右に進んで斜4mを過ぎると谷は左に折れて、6m、3m、6m。

ナメ床の次の7mは開けていて気持ちが良い。またまたミニ廊下の先に二俣。13:03 1275m。左に進んで3mを2本やり過ごすとミニゴルジュとなって楽しませてくれる。1350m付近で水は枯れて、そのままズンズン登って稜線に乗り上げる。13:40 中々イイ雰囲気の所です。1445m。左に進むとすぐにピークに出る。ここからの眺めはもう最高やね。足元に東ノ川、向こうには大峯の山々。

少し南に進むとコブシ嶺。1410.8m。 吹き上げる風を受けて肌寒いが、展望は最高で尾鷲の海も見えるのには感動です。さてと、ここからは支尾根を拾って出合いに戻る。小山伏さんが下る途中で大滝見物を楽しもうって言ってたけど、叶わなかった (^^ゞ 出合着15:37

キンゴ号に乗り込んでまたまた悪路を戻るんやけど、なんと!ゲートが閉まってる。うぅ〜ん、少し焦るがここはチチンプイプイおまじない。アブダカタブラ呪文を唱えるとゲートは開いた。
まだまだ春は遠い感じやけど、ドライブ感溢れる遡行に大満足です (^^) 彼がもう一度行きたいって言ってた気持ちが良くわかったような気がする。ここは素晴らしい谷ですネ (^_-)