【台高】小橡川・クラガリ股谷
HOME 戻る

2001年10月14日

矢原(鈴鹿)の大滝でも見に行こうかなぁって思ってたら、「こんなとこもあるよっ」て老けた天使?が私の耳元で囁いた。そこはクラガリ股谷。日帰りで行けるならどこでもエエわ。
王寺の小山伏邸に着いたのが、夜中の12時。イツモ オソクテ ゴメンネ (^^ゞ 
小山伏号でしゅっぱぁ〜つ!

[日  時]2001年10月13日夜発〜14日
[天  気]快晴
[メンバー]小山伏、キンゴ
[地  図]2万5千分の1 大台ケ原山

小処温泉の前を通り過ぎると、すぐに林道の終点となり、そこがクラガリ股谷の出合である。夜中の2時過ぎに到着した我々は、東屋で小1時間程宴会を楽しんで、満点の星空の下で就寝。 そやけど滅茶苦茶寒い。

8:20出発。
昨夜は暗くて見えなかったけど、出合からいきなり両壁の切り立ったゴルジュとなっており、その中に数本の滝が懸かっている。出合から見える限りでは、斜2m、4m、6m、3m、その奥に40mの大滝。手前の二つは行けそうやけど、これだけ寒いと濡れる気はしないので左岸のルンゼに取り付く。
ゴルジュを全て高巻く気はない。降りれるところを捜しながらゴルジュの上をトラバースしながら進む。6mの左岸が立っていて、そこを小さくかわすと谷に降りれた。やったネ)^o^( 出合からは見えなかったけど、3mの次にワイドな斜L8mが懸かり、谷は開けて迫力のある40mの大滝が眼前に迫る。
右岸は壁が立っており、左岸はすり鉢状となったスラブ壁で、最高のロケーションやネ(^_-)
一服したあと右岸のルンゼから取り付いて、途中のバンドを滝に向かうと滝の落ち口の数メートル下に出た。 むむっ!  何とか登れそうやなぁ。
滝身に身体を乗り出して登らなあかんのやけど、高度感充分で申し分無い。ここは慎重に登る。小山伏さんはその上に出てきた。面白いところを飛ばしたらあかんでぇ〜(^o^) 9:00

滝の上はナメ床となり、谷は左に折れて末広がりの15mが懸かる。ここは左岸のルンゼから巻くが、落ち口あたりがいやらしい。
谷は大きく右に折れて、斜5mは右の水際を登るとまたまた斜爆15m。
右岸のスラブをバランスで登って落ち口に立つ。落ち口には小さな釜があって水流がとぐろを巻いている。エエ雰囲気やなぁ。
下を覗くと小山伏さんが右岸の壁で遊んでいる。「早よ登って来てやぁ〜」「ほぉ〜い」 小山伏さんは右岸のスラブを嫌って左岸から巻き上がる。
ん? テロの影響かな? ・・・・・それはアラブやっちゅうねん! (^^ゞ
左岸から巻き上がってきた小山伏さんが呼ぶので行ってみると、そこからは谷が見事にUターンしている状態がみてとれる。ほぉ〜 エエ感じやん。
出合から続く連爆帯はここで終わり、斜2mを越えると堰堤が現れる。9:58

谷は少し右に折れて、大岩の両サイドに2m、大岩の左のCS2mを簡単に越えて、なおも大岩の転がる中に小滝がいくつも懸かる。釜と斜2mを越えて左にガレと枝谷を見送りナメ床を過ぎるとくの字型の美爆35m。10:20
なかなか立派な35mは左から巻いて、斜2m、斜5m、釜、斜6mを越えて右に枝谷を見送って2mを超えると廊下となり、釜と5m、次の3mともども右から越える。

3mを超えて右に10mを懸ける枝谷を過ぎると6m。次の8mは左の大岩の下から直登するが、けっこうヌメっている。上はすぐ釜があり5mが懸かる。
ともに水量が多く迫力がある。この先谷は開けておだやかな感じになり、自然林の中を気持ち良く進む。7m、釜、5m、右にルンゼ、2m。 11:15

右に岩盤状の枝谷を見送ると、左岸の壁にいく筋もの水流が流れ落ちていて、一番大きい水流には、末広がりの綺麗な15mが懸かる。どうも涌き水みたいやなぁ。斜3mを越えると二俣。11:35
右を進み、いくつかの小滝を超えて行くと次の二俣。12:08
おだやかな源流部を気持ち良く進んで最後の二俣で休憩。12:57
天気は良く、小鳥がさえずり、のぉ〜んびりとしていて気持ちが良い。
倒木にキノコを見つける。シメジやぁ(^o^) とって帰る。

ここからは登山道を西に向かうと林道に出る。14:07
林道と登山道が交差する中をグングン下って、小処温泉に到着。14:53
車のデポ地までアスファルトの上を小1時間歩く。
帰りに小処温泉にゆ〜っくり浸かって帰路につく。何故か明日香見学までオプションでついていた。(ーー;)

この谷はかなり楽しませてくれました。
出合から続く連爆帯はウキウキさせてくれるし、源流部の雰囲気も良い!
取れたシメジも旨かった。