【台高】北俣川・ムラダチ谷
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2001年8月26日

今週は、誰かの計画にぶらさがろうと思ってたんやけど・・・
出発の時間が遅くて、迷惑をかけてもいい人・・・おったぁ!「小山伏さぁ〜〜ん(^o^) 何してんのォ〜」
ちゅうわけで、急遽、先週中止になったムラダチ谷に行きまっか!

[日  時]2001年8月25夜発〜26日
[天  気]曇り
[メンバー]小山伏、キンゴ
[地  図]2万5千分の1 大和柏木

前夜11時頃、王寺を出発。
入乃波の釣り公園で深夜から宴会が始まる。
何やかんやと話が尽きず、夜中の3時半くらいまで騒いでた(^^ゞ今宵も星空が素晴らしい。今年はここに来ると前夜はイイ天気や。
「もう、9時を過ぎてるぞォ〜」小山伏さんの声に眼を覚ます。えっ! もうそんな時間なん。 ヤベッ!
ん? 何か視界が狭い。 右目の瞼が重く感じる。
公園のトイレの鏡に映る私の顔は、まるでお岩さんのよう。虫にやられたんやろなぁ。両瞼をやってくれたらおもろいのになぁ・・・・
しょぉもないことを考えながら、車を出合まで走らせる。

10:40 ムラダチ谷出合から遡行開始!
小滝が続く中を進むと、左からルンゼが入って谷は右にカーブする。
次に右からルンゼが1本。この後2m、2段4mを越え6mを左から巻いて2段15mの下に立つ。この2段15mの滝は真中で少し膨らみ、段打つところで水流が集まって一気に放流される感じかな。ここも左を巻く。
少し進むと二俣に着く 11:20
右の支流は水量も少なく、一見、枯れ谷にも見える。
ここからは平凡なゴーロ帯となり、右に左にくねくね曲がる沢の中を進み、斜4mを越えると2段斜12m。この当たりは絶好のテン場や。
次に現れるのが20mの立派な滝。 ええ感じになって来たやん。さぁ〜て、どっちから巻こうかな? 11:35
右も左も上部は壁が立ってる。左岸の壁を回りこんで進むことに決めるが、壁が続いてて回りこめない。
しゃぁないなぁ、適当なところで強引に壁を登る。
下から小山伏さんが「おぉ〜い、ザイル出したほうがええんちゃうかぁ〜」ん? まぁ二人だけやし、ええんちゃう(^^ゞ
途中からトラバース気味に進むと、バッチリ滝の落ち口。12:05
滝上で小休憩。小山伏さんがいきなり「腕時計が無い!」どうやら巻く途中で落としたみたい。
「捜しに行く?」「うぅ〜ん」「たぶん、見つからんと思うけど・・」「うぅ〜ん」 結局諦めることとなった。

2mの小滝を超えると左から小さな枝谷が入る。
右にもう1本、左にもう1本枝谷を見送って2mを越えると、また二俣。12:30
左俣には8mが懸かって、すぐ上に大滝が見える。
8mは右を小さく巻いて35mの下に立つ。水流は壁から離れて落下していて水流の向こうの壁が乾いている。声がよく響きわたるところだ。簡単に昼食をすませて、13:00出発。
左から巻きにかかるが、壁がさえぎる。登れないことは無いのでそこを登って13:10滝上に立つ。

次に出てくる末広がりの美しい20mは右を巻く。
左から枝谷が入る先で谷は右にカーブして、右から滝が懸かるルンゼの先で5m、小滝、3mと続き、最後の3mはシャワークライム。
ここに来て、全身びしょ濡れとなる。
ここからはもう何も無くて、次の二俣(13:45)で少し休憩をして右に進む。2mを二つ越えて右から入る枝谷を登って稜線に着いたのが14:20
西に向かってP993、3を目指すが、いくつかのアップダウンを繰り返す。三角点に着いたのが14:55

三角点からは西に伸びる尾根を下降するが、コンタが詰まっているのでどうかなぁって考えながら降りていくと、案の定、尾根が切れ落ちていて崖を回り込みながらの下降となる。緊張させられるところも何箇所かあって、冷たい汗をかく。
15:55 支流に降り立ち、ムラダチ谷との出合に16:13到着。
最初の二俣のところである。ここからはムラダチ谷を下降して、北俣川の出合に16:45到着。本流で沢靴の泥を洗い落として、少し下ってから車の止めてある林道に上る。スパッツをはずすとヒルがポトリ。ズボンを脱ぐとまたま
たポトリ。パンツが少し赤く滲んでいる。うぇぇぇ〜〜〜!

短い谷ではあるが、大きな滝もいくつかあって、なかなか面白い谷だと思う。
植林が無く、赤テープなど1本も無いところが気に入った。
適度に緊張させられる個所(殆ど下降時)もあって、私は大満足 (~o~)