前鬼川・孔雀又谷右俣
HOME 戻る

2000年8月14日〜16日

[日時]2000年8月14日〜16日
[天気]晴れ
[メンバー]三山・佐々木
[地図]釈迦ケ岳

[アプロ−チ]
JR堺駅でPM5:00に集合。と言っても三山さんと私の2人だけ。
当初4人の計画が、ドタキャンで2人に変更。 ううっ ザイルとテントを1人で担がなきゃいけない (--;)
途中、晩ゴハンを済ませて林道終点でテントを張り、小宴会の後就寝。

[1日目]
テントを畳んでAM7:00出発。
黒谷を下降して本流に出て、遡行開始。 ところが、なぜか本流を下降していた。
左岸に谷が入るところで気がつく (^^ゞ オ−・マイ・ガッ!開き直って朝食。
黒谷出合いに戻ったのが8:40分。 さあ遡行開始。
15分程進むと谷は右に折れ2mの滝が懸かり、そこからナメ床となり大石がゴロゴロある所を過ぎると
左に枝谷が入って谷が右に折れるところに10mが懸かる(AM9:25)。 すっごく綺麗。
釜はエメラルドグリ−ン、しばし見とれていた。三山さんも大感激!
左岸を登り、シュリンゲをだして対岸に渡る。水流が川幅いっぱいに流れるナメ床。
「ひゃぁ〜」と 歓声をあげながらヒタヒタとナメ床を進む。
右から5mくらいの滝が懸かる枝谷を見て、チョックスト−ン1mを超えて次の滝を左から巻くとまた右から枝谷が入る。ナメ2m斜を超えると深い釜の奥に5mの迫力ある滝が懸かる。
左の岩盤を行くが、ここでなんとコイみたいな大きな魚が泳いでいる。「なんや あれ!」
あんな大きな魚はいままで、沢の中では見たことが無い。 スゴイ(・・;)
左岸の岩盤にいく筋もの水流が滝となって流れ落ち(15mくらい)大岩がゴロゴロするいやらしいところを乗っ越すと、左から枝谷が入り、2段8mを超えると、登山道が横切る。(12:00)
三山さんはここから右の杣道を行くと言う。
私はそのまま沢中を進む。大きくて綺麗な釜を持つ斜3mを超え、大石の横を通り過ぎてまたまた大きくて綺麗な
釜を越えると谷は左にカ−ブして深い釜を持つ3mがある。そこから戻って杣道を三山さんの後を追う。
適当なところで谷に降りた三山さんと合流して昼食。(12:50)
そこから釜を持った7mを超え、ナメ床を行くと両壁が立ち谷は右に折れて廊下状となり、次の5m、2mは右から巻いて5mを越すと、2俣。(PM2:00) 3m、3m、を超えて、次の釜を持った2mを左からまくとまた2俣(PM2:30)
右岸に小屋跡がある。ここから30分で次の2俣(PM3:00)
大岩がゴロゴロしているところをすぎて2m、3m、3m、を超えると右からアメシ谷が入る(PM3:30)
この辺りにテン場があると思っていたが、イイ場所が無い。
次の5mを超え、チョックスト−ン2段10mを左から巻くと3m、4m。そして左岸の壁が立ち、谷は左に折れて
2mを超え、右岸の壁が立ってまたまた2mを超えると20mの滝が見える。
滝の近くまで行くと、右岸側にテン場が見つかる。)^o^( ほっとする。(PM4:50)
薪がなかなかみつからなくて時間がかかる。
この日は満月で、下流側から壁の間を登ってくるお月様に照らされる20mの滝が、夜中までハッキリ、ライトアップされてなんとも美しい。最高のロケ−ションです。我々2人は同世代と言うこともあって、焚き火の前で昔の
フォ−クソング・ニュ−ミュ−ジックを歌いまくり状態。 たいへん盛り上がりました。 )^o^(

[2日目]
朝8:30出発
20mは左の斜面を巻く。次の3mを超えると25mの滝が懸かる。ここは左岸を巻く。
巻き降りるところが少しいやらしい。ここは懸垂で降りようかと思ってふと支尾根を見上げる。
ここでなぜか、沢よりもこのやせ尾根に魅力を感じてこのまま稜線に向かう。
地図を見ると、このまままっすぐ登れば広い台地状のところに出るはず。幾度となく壁に阻まれ2時間もかけて
台地状のところにたどり着く。(12:00) ここでゆっくりと昼食 (~o~)
ここからけもの道をトラバ−ス気味に進むと、稜線のコルに出る。1477mのピ−クを踏んで次のピ−クを
トラバ−ス。これがいけなかったのか、支尾根を下っていくと道がなくなり、崖を下ってでたところはアメシ谷 (^^ゞ
とにかく本流まで下り、沢沿いの杣道を下るが、途中でタイムアウト!
次の日は仕事なのに ううっ でも仕方が無い (--;)
適当なところでビバ−ク。 ヒルにもやられてまいった (T_T)
三山さんが、マ−ボウハルサメを作ってくれる。僅かに残ったウィスキ−をちびりちびりやりながら寝る。
ううっ寒い。「お前と来ると必ず寒いなぁ」 だれぞやの言葉を思い出す。……ホンマヤ。

[3日目]
5:00起床 6:30出発
とにかく前鬼宿坊まで急ぐ。 宿坊でビ−ルを1本ぐいっと飲んで、会社に電話する。
林道終点に着いた頃には、もう開き直っていて帰りは温泉にゆっくり浸かって帰る。
出社したのはPM6:00 はぁ〜 (--;)
三山さんには、かなりツライ思いをさせてしまったけどこれに懲りずにまた行こうね。)^o^(